2021年カジノおよびゲーム関連ニュース速報

日本のカジノ推進が試される横浜市議会議員選挙

人口377万人を擁する横浜市。この横浜市の選挙によって、日本にカジノを作ろうとする中央政府の計画が中止になるかもしれません。

8月22日の選挙で、次期市長が決定するのです。公式な選挙戦は日曜日から始まります。横浜市が大型カジノリゾートの建設を提案していることから、今回の選挙は例年より激戦となっています。計画によれば、このリゾートには、会議場、レストラン、カジノなどが設置される予定です。

同市の人口減少が加速度的に進んでいることもあり、この新たなゲーム施設が期待できるほどの収益をもたらすとはあまり考えられていないようです。それにもかかわらず、現職の林市長はこのプロジェクトを支持しています。今のところ、立候補を狙っている候補者は8人で、全員に注目が集まっています。

その中で、リゾートに賛成しているのは、現職の林候補と、自民党元衆院議員の福田峰之氏だけです。反対派は、小此木八郎氏(前防災担当大臣)、松沢成文氏(元神奈川県知事)、山中竹春氏(元横浜市大教授)、田中康夫氏(小説家)です。

今回の選挙が特に異彩を放っているのは、小此木氏が菅内閣を退陣して市長選に出馬し、政府と悪い関係でないにもかかわらず、ギャンブル事業には反対を唱え始めたことです。

林氏は過去3回の選挙では自民党の支援を得て参加していましたが、今回はその後ろ盾を失うことになります。前回の市長選では、招致に反対の立場を貫いていたものの、当選後に賛成に転じ、多くの有権者を失望させました。また、多くの市民団体が有権者の署名を多数集めたにもかかわらず、住民投票を実施しませんでした。

市民の多くがカジノリゾートに反対していることから、林氏を再び支援するのはリスクが高すぎる、と自民党は見ているのです。

MGM、日本のカジノ産業に90億ドルを投資の予定

MGMリゾーツ・インターナショナルは、90億ドルの投資をもって大阪カジノリゾート事業者入札に正式に参加しました。コロナ禍で遅れていた日本初のギャンブル施設開設に向け、同社はついに動き始めたようです。大阪府の吉村洋文知事も、MGMから提案およびカジノリゾートに90億ドル投資するという構想を受け取ったと発表した。

現在、大阪で同種のプロジェクトに投資し、これを推進しようとしているグループは同社一社だけです。日本の最新の法律では、カジノは統合型リゾート(IR)の一部でなければならないとされており、その数も全国3か所に限定されています。そんなわけで、大阪は現在この3か所の1つになろうと奮闘しており、IRが誘致されるチャンスも高いのです。

2018年以降、世界のカジノ事業者の多くが、日本のカジノ産業への投資機会を探してきました。ですが、入札を取りやめた企業もあります。大阪はこれまでのところ、カジノ計画の推進に最も積極的な姿勢を見せています。最終的な結果は今後数週間で分かるのではないかと予想されています。

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